■ 原皮による分類(牛のみ)



 革製品の大部分は、牛皮が使用されています。我が国で処理されている原皮の80%以上が輸入されており、種類は多種あります。  成牛皮は、代表的なものはステアハイドであるが、カウハイド、ブルハイドが含まれます。これらは、大判で厚く、繊維組織が比較的均一で充実し、強度及び耐久性のある革となります。この革は、靴底革、中底革、甲革、裏革、かばん、家具、工業用に広く利用されています。中牛皮(キップスキン)及び子牛皮(カーフスキン)は、成牛皮に比べて銀面が平滑で、肌理(きめ)が細かく、高級な革となり、その代表的なものは、ボックスカーフです。靴甲革、ハンドバッグ、手袋、衣料などに用いられます。


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